塩入りシャンプーの誕生
みなさんこんにちは、コスメテックス タクト・ジャパンの近藤伸夫です。
私は、今でこそ「コスメコンシェルジュ」や「毛髪診断士」などの資格をもって化粧品についての知識も豊富になってきましたが、2015年頃の私は、ヘヤケアやスキンケアに全く興味がない中年のオジサンでした。
仕事は、企業・団体様の福利厚生イベント(社員や家族のための祭りやスポーツイベントなどのこと)が中心で、全国を飛び回っていました。
60歳を超えて、塩のことを学んで生きがいのひとつにしようと いろいろな塩の資格を取り始めていた時です。ショックなことが起きました。
私の髪の手入れは東京の美容室のKさんにお願いしていますが、Kさんから「頭部のてっぺんあたりの髪がへたっている」という指摘があり、『頭頂部の髪にパーマをかけて髪を立たせましょう』と言われたのです。
なんとなく髪が薄くなっているのは気づいていたのですが、これは放っておくとたいへんなことになるという予感がしました。
普通ならば、育毛剤に走るところでしょうが、塩のことを学んでいるときに「塩をお湯で薄めて髪を洗う『塩洗髪』というものが、どうやら髪を元気にしてくれるらしい」ということを知りましたので、これを試してみることにしました。
しかしこれがなかなかの曲者でした。
今まで使用していたシャンプー後の爽快感が全くなく、ベタツキや痒み、臭いが気になってストレスが増えるばかり・・これではますます薄くなってしまいます。
しかし、塩洗髪によって髪が太くなって抜け毛が減ったという報告も多数あり、大好きな塩の力を諦めるわけにはいきません。
そこで考えたのが、塩と洗浄成分を足してオリジナルの塩シャンプーを創ることです。まず塩は伯方の塩などの再生海塩を選びました。それに「アミノ酸系シャンプー」「アルコール系シャンプー」「石けん系シャンプー」「ノンシリコンシャンプー」などを配合し、良いものの中から、次に滑りをよくする植物性成分を加えて、塩10種類×洗浄成分7種類×植物成分×2×塩の比率調整5で700種類ほどの独自配合オリジナルシャンプーを試したことになります。そしてようやく納得のできる塩入シャンプーができたのです。
最終的に選んだ塩は、オーストラリアのオーガニック認証を受けた「デボラ湖塩」を選びました。湖塩は、海塩より少し硬めですが、天日結晶でお湯ですぐに柔らかくなって溶けてくれますので若干のスクラブ効果を残しつつ頭皮を傷めず頭皮マッサージと洗髪を行うことが出来ます。これを全体の70%として、あとはグアガムなどを加えたものを使用していましたら、半年たち、もう美容室でパーマをしようと言われなくなったのです。
もともとは、私自身のために開発したシャンプーでしたが、なかなか画期的なシャンプーに思えて、製品化することにしました。
化粧品の製造会社の研究室で、何度も試作品を作ってもらい香りの成分も加えて出来上がったのが「ソルツシャンプー70」です。
私の使命は、塩のパワーを知ってもらうこと。私が実験台となって若々しく生きていこうと考えています。
頭皮や髪でお悩みの方は、一度お試しください。

頭頂部の髪がヤバイと指摘を受けたころ
